統計学が最強の学問である


■所管
統計学について幅広く説明されている。
前半はわかりやいが中盤以降は専門的で難しい内容となっていた。
統計学を学んでいる、もしくはこれから学ぶ人には良いかもしれない。
ざっくり統計学を知る分には前半のみで良かった。

■ピックアップ
・誤差の範囲を計算する
→カイ二乗検定

・いくら考えてもわかるわけがないことに対して、よく考えたり話し合えばわかるようになるだなんて思うこと自体たいへんバカな思い上がりである。私たちにできることはランダムな統計解析結果に耳を傾けることだけである。

・優生学、断種
→ダーウィンの従兄弟ゴルトンの優生学については統計学とは違う部分で興味を持てた。

誰も知らないサプリメントの真実


■所管
各素材について、概要、詳細、結論という構成になっているが結局途中の専門的な話は意味不明なのでとばして結論だけ読めばよい気がする。
そして肝心な結論も断言しないあたりが保身的な書き方である。
また、タイトルであるサプリメントとして摂取したときに効果がどうであるかも書かれていない。

■ピックアップ
・データは利害関係のある人に都合のよいものが出される傾向がある。というは勉強になった。研究所の出した分析結果であっても盲信はできない。

・プラシーボ効果は大きいが逆の思い込みも大きい

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学集中講義II


■所管
前作は良かったが、本書はどうも目的がフラフラしてなにを言いたいのかわからない印象だった。
まず「未来を発明する~」というタイトルが具体性に欠けていてわかりにくいのかもしれない。

内容は前作同様に過去事例を並べなが各テーマについて語っているが、やはり中のタイトルも掴み所のないものが多く、読んでいて最終的に何を言いたいのかわからないし退屈な内容であった。
なにかにつけて出てくる学生の事例が限定的であり退屈と感じるのかもしれない。
各タイトルとテーマの結びだけを読めば事足りる内容な気がする。

■ピックアップ
・人生における最大の失敗は実行しないことではなく想像力を働かせないこと

・多くのルールはパフォーマンスの向上を目的に設計されていますが、実際には阻害する要因になっている。管理に走りかちで確実にクリエイティビティを殺している。

・個人にクリエイティブに、なって欲しければその目的に合ったインセンティブを備えた環境を整えるべきです。チームに新しいアイデアを、出して欲しければ創造性を評価するフィールドバックをすべきです。組織に独創的な答えを求めるなら生活のあらゆる面がゲームだと理解する必要があります。そして、短期、長期の面で目標達成のための独創的な解決策に報いるルールを策定しなくてはなりません。

・私は失敗したことがない。 ただ、1万通りの、 うまく行かない方法を 見つけただけだ。
エジソン

・知識は想像力の燃料
観察力を磨いて知識を増やすこと、バラバラのアイデアを結びつけ組み合わせること、問題を捉え直す直すこと、最初に思いついた答えを乗り越えることによって、想像力を膨らませればクリエイティビティを高めることができます。

ずるい考え方


■所管
木村氏の2冊目。
ラテラルシンキングのクイズ集は多くあるがこの書はラテラルシンキングの考え方について実例と共に説明している。
内容は理解しやすく、ラテラルシンキングについて実にロジカルに纏められていると感じる。

ロジカルなことはコンピューターに取って代わると言うことは他の書と同様に言われていることであり、危機感を持たなければと再認識させられる。

■ピックアップ
・偶然が起きたとき、なにも感じない人と、それが何かに応用編でしるのではと考える人がいる。
偶然とは何か特別なことが起きた瞬間ではなく、日常の出来事の中からすくいとるものなのです。

・「未来を見通すことへできない。むしろ過去を振り返って経験から点と点を結びつけ何らかの形を作ることが重要だ」
過去に経験した事柄は点となり、いつか別のものと結びついて線になる。

・大切なのは一歩先ではなく、十歩先を見ること。
先の先を読んでいる人は他の人とはまったく違う景色を見ています。だから彼らがすることはまわりから見れば意味不明で奇妙に映ることがある。
大事なのは最終的にどうなっていればいいのかとあう視点で発想すること。

・先の先を読む達人になるためにはアクションを起こしたときにその結果だけでなく、結果がもたらす効果にまで思いをはせる。

ずるさで勝る水平思考トレーニング


■所管
ロジカルシンキング(垂直思考)に対してラテラルシンキング(水平思考)を推奨する内容となっている。
各問題は実際の事業事例に基づいている物も多く机上の空論に感じさせない説得力がある。
ただ、問題の出し方としては不完全な物も多く、問題の出し方としては上手いとは言い難いものが散見された。
以下のピックアップははっとさせられる一文であった。
発想の転換に関しては知らぬうちに状況に染まって出来ること、出来ないことを決めてしまっている部分は大いにあり日頃の業務においても多角的視点を持つこと、もしくは第三者の意見を仰ぐことも大切であると感じた。

■ピックアップ
・発想の転換は、若者、よそ者、バカ者の三者によって成される。
この三者は前提を気にしないか知らないからこそ大胆な発想ができる。

・ロジカルな事はコンピューターがやってしまう。