ずるい考え方


■所管
木村氏の2冊目。
ラテラルシンキングのクイズ集は多くあるがこの書はラテラルシンキングの考え方について実例と共に説明している。
内容は理解しやすく、ラテラルシンキングについて実にロジカルに纏められていると感じる。

ロジカルなことはコンピューターに取って代わると言うことは他の書と同様に言われていることであり、危機感を持たなければと再認識させられる。

■ピックアップ
・偶然が起きたとき、なにも感じない人と、それが何かに応用編でしるのではと考える人がいる。
偶然とは何か特別なことが起きた瞬間ではなく、日常の出来事の中からすくいとるものなのです。

・「未来を見通すことへできない。むしろ過去を振り返って経験から点と点を結びつけ何らかの形を作ることが重要だ」
過去に経験した事柄は点となり、いつか別のものと結びついて線になる。

・大切なのは一歩先ではなく、十歩先を見ること。
先の先を読んでいる人は他の人とはまったく違う景色を見ています。だから彼らがすることはまわりから見れば意味不明で奇妙に映ることがある。
大事なのは最終的にどうなっていればいいのかとあう視点で発想すること。

・先の先を読む達人になるためにはアクションを起こしたときにその結果だけでなく、結果がもたらす効果にまで思いをはせる。