武士道


■所管
宗教が教育に組み込まれない日本でどのように道徳教育がなされるのか。
その根幹が武士道であるとして新渡戸 稲造が外国人向けに書いた本。
新渡戸自身はキリスト教をベースとしているのでキリスト教寄りの切り口や比較は多い。
とは言え儒教等も取り入れていて柔軟な思想を持った上で書かれている。
現代社会において武士道が通じるかは不明であるが日本の道徳が諸外国と比べて優れているのは根底に武士道の精神が根付いているからであるのか否か。
個人的には武士道であるとは思えず性善説であるのかと感じるところである。

■ピックアップ
・禅は「沈思黙考により、言語表現の範囲を超えた思考の領域へ到達しようとす人間の探究心を意味する。」
・知識はそれが学習者の心に同化し、かつその人の性質に表れるときのみに真の知識となる。知識は本来、目的ではなく、知識を得る手段である。

目に見えないけれど大切なもの


■所管
宗教的な観点が強くはあるが所々良いことを書いている。

■ピックアップ
・自分が変わらなくてはどこに行っても同じである。

・人生にはただ一つの義務しかない。
 それは、愛することを学ぶことだ。
 人生にはただ一つの幸せしかない。
 それは、愛することを知ることだ。
  ティヤール・ド・シャルダン

・「劣等感は傲慢の裏返し」もっとこうであったのにやこうできたはずというのは自分に対する評価が高く=傲慢さである。それが出来なかった時に劣等感となる。

・自分の世界をしっかり持ち、他人に安易に振り回されたり流されたりすることの少ない自分を持つ。

やってはいけない健康法


■所管
コレステロールは低ければ良いわけではないと言うのは学びであった。

しかし、否定すべき点が数多くある。

寿命に関して1950年と近年を比べているがそもそもの医療制度や医療技術の発達が別次元なので比較にならいと考えられる。

タバコに関しては1966年と2012年で喫煙率は減っているが肺ガンは増えていると言っているがそもそも煙草の害は蓄積されるものなので現在喫煙率か低いので煙草が肺ガンの影響ではない事の否定にはならない。
また、平均寿命が下がっていることによりガン以外の死亡率が大幅に下がっている可能性もあり肺ガンの比率が上がっているという見方もできる。
ただ、煙草を吸うことでストレス解消になりそちらの効果の方が大きいと言う説には一理あるなと感じた。

ただ、事例に信憑性が薄く所々言っていることに矛盾が生じていた。

また、「やってはいけない~」というタイトルの割りに、やってはいけない内容は二割程度の割合でほとんどは~をすべきという内容であり、巷に溢れるただの健康本であった。