自分の中に毒を持て


■所管
独特の世界観はやはり共感を覚える所は多い。
これを読むと周りからの見られ方などが気にならなくなるような一冊。

■ピックアップ
・財産も知識も、蓄えれば蓄えるほどかえって人間は自在さを失う。
・仕事も強制された労働としてやれば苦役だが自由な「遊び」として創造的に取り組む限りそれはよろこびである。
・人間は本質的にホモ・ルーデンスであり、遊びは本能である。ただ、大人になるにつれて多くの人がそれを失っている。
・本当に生きがいを持って、瞬間瞬間に自分を開いていきているかどうか。システムのベルトコンベアーに乗せられ、己を失って、ただ惰性的に生活をつづけているというのなら、本質的に生きているとはいえない。一人ひとりが強烈な生きがいにみちあふれ、輝いていきないかぎり。