最強の社訓


■所感
あまりおもしろくはなく、だいぶ読み飛ばして知っているような企業だけ目を通した。
社訓の書き方に一貫性は無くどんな社訓であれ従業員にそれが浸透しているかが大事な気がした。

■ピックアップ
・今の時代のように明らかに供給力過剰の時代になると「ヨソに負けない」だけでは決定的に不十分なのである。こうした時代に勝ち残って行くには1、何故その会社が社会にとって必要なのかと2、提供する商品なりサービスがどのように類似品と異なるのかを明示できないかぎり企業は生き残ることが許されない。

・新卒採用、年功序列、終身雇用という三本柱が崩れていくと、当然その見返りであった企業へのロイヤリティ(忠誠心)が崩れていく。
企業の為に滅私棒公するのではなく、一人一人の人間が企業を通じて社会にどうどう貢献していくのか。その道筋なりシナリオを明らかにできない企業は秀でた人材も引き付けられないだろうし、団結力ま固めて
いけないだろう。

・規則ではなく、原則によって動く企業を目指した。「何かをけつだんするにとき、いちいちルールブックを見る必要はないのです。原則にもとづいてさえいれば方向を見失うことはありません」

・リッツカールトン
我々はつねに価値観を共有できる従業員を選ぶ。我々の成功は一人ひとりの従業員の満足感、努力、意欲に依存しており、我々は彼らの個人的ニーズに応えるべくつとめる。

・モトローラ
会社と言うのはオーケストラのようなもの。様々な要素が絡み合いながらハーモニーをかもしだそうとしている。でも時には調子を乱す者も出てくる。どこかのパートの音が高すぎたりする。
だからミッションステートメントでは「顧客満足」という単純明快な原則を掲げて、これは全社員の責任だということを強調した。