未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学集中講義II


■所管
前作は良かったが、本書はどうも目的がフラフラしてなにを言いたいのかわからない印象だった。
まず「未来を発明する~」というタイトルが具体性に欠けていてわかりにくいのかもしれない。

内容は前作同様に過去事例を並べなが各テーマについて語っているが、やはり中のタイトルも掴み所のないものが多く、読んでいて最終的に何を言いたいのかわからないし退屈な内容であった。
なにかにつけて出てくる学生の事例が限定的であり退屈と感じるのかもしれない。
各タイトルとテーマの結びだけを読めば事足りる内容な気がする。

■ピックアップ
・人生における最大の失敗は実行しないことではなく想像力を働かせないこと

・多くのルールはパフォーマンスの向上を目的に設計されていますが、実際には阻害する要因になっている。管理に走りかちで確実にクリエイティビティを殺している。

・個人にクリエイティブに、なって欲しければその目的に合ったインセンティブを備えた環境を整えるべきです。チームに新しいアイデアを、出して欲しければ創造性を評価するフィールドバックをすべきです。組織に独創的な答えを求めるなら生活のあらゆる面がゲームだと理解する必要があります。そして、短期、長期の面で目標達成のための独創的な解決策に報いるルールを策定しなくてはなりません。

・私は失敗したことがない。 ただ、1万通りの、 うまく行かない方法を 見つけただけだ。
エジソン

・知識は想像力の燃料
観察力を磨いて知識を増やすこと、バラバラのアイデアを結びつけ組み合わせること、問題を捉え直す直すこと、最初に思いついた答えを乗り越えることによって、想像力を膨らませればクリエイティビティを高めることができます。