言ってはいけない


■所管
アイデンティティは集団への帰属意識という点は新しい情報でなかなか為になった。

■ピックアップ
・アルコール依存症、精神病、犯罪の遺伝的影響は顕著。

・税金を投入して高等教育を無償化したところで、教育に適正のない最貧困層な困窮はなにひとつ改善しないだろう。その代わり、知識社会に適応した高学歴層の既得権がまたひとつ増えるだけだ。「知識社会」とは、知能の高い人間が知能の低い人間を搾取する社会のことなのだ。

・幼少期の安静時心拍数の低さと、反社会的・攻撃的な行動は相関する。要因の1つは恐怖心のなさ。心拍数の低さは恐れの欠如を反映している。
などの仮説がある。

・人種差別やホロコーストを経て「穢れた血が子供に引き継がれる」という考え方はタブーとされた。だったら高貴な血の神話も一緒に捨て去らなければならないが、そうすると王制の根拠がなくなってしまうので残すことにした。
こうして「高貴な血は引き継がれるが、穢れた血は遺伝しない」という都合主義なイデオロギーが政治的に正しいとされることになった。

・人は社会的な動物で集団から排除されれば一人では生きていけないのだから、アイデンティティというのは集団への帰属意識のことだ。
親のいちばんの役割は子供の持っている才能の芽を摘まないような環境を与えること。